はじめに
仮想通貨に興味はあるけど「今さら遅いかな…」「難しそうだし怖いかも」と感じている方へ。
この記事では、10年以上前にXRP(リップル)を1円で買った私――現在アラフィフの一個人が、仮想通貨との付き合いを通して見てきた“変化”と“今思うこと”をリアルに綴っていきます。
第1章:XRPを買ったきっかけは「たまたまの出会い、でも惹かれた未来」
仮想通貨という言葉を初めて聞いたのは、今から10年以上前。
まだビットコインが1枚5万円だった頃で、「ネットのお金にそんな価値があるの?」と驚いたのを覚えています。
もともとネットには興味があったし、「ネット上で価値が動く時代が来るのかも」という感覚も少しあった。
そんなとき、ネット関係の知り合いから「XRP(リップル)っていう面白いコインがあるよ」と聞いたんです。
XRPは当時1円。ビットコインと比べると信じられないくらい安かったけど、調べれば調べるほど、**「これは世の中を変えるかもしれない」**という将来性を感じました。
銀行間の送金を速く、安くできるとか、今の金融の仕組みに入り込もうとしているとか――そんな話が妙にリアルに思えたんです。
もちろん、完全に信じきっていたわけじゃありません。
「本当にこんなものが世の中で使われるのか?」
「そもそもこのまま消えるんじゃないか?」
という不安も正直ありました。
でも、「1円なら失ってもいいや」という気持ちと、「なんとなくすごいものに触れたかも」という直感が背中を押してくれました。
それが、私と暗号通貨とのつきあいの始まりです。
第2章:10年間で暗号通貨はどう変わったか
私がXRPを買った頃は、「仮想通貨=怪しい投資」みたいなイメージが強くて、周りに話してもほとんど理解されませんでした。
ビットコインですら「なんかハッキングされそう」とか「そんなの無くなるでしょ」といった声が多かった時代です。
それが今では、ニュースでも普通に取り上げられ、上場企業がビットコインを保有したり、CMで取引所の広告を見かけたりするようになりました。
当時を知ってる自分としては、**「ここまで一般的になるとは…」**と正直驚いています。
技術面でも大きく変わりました。
ウォレットも使いやすくなったし、取引所も整備されて、本人確認も厳しくなった。
「なんとなく怖い」が「ちゃんとした金融商品のひとつ」になってきた感じがします。
もちろん、いいことばかりじゃなくて。
価格の乱高下、詐欺的なプロジェクト、税金のややこしさ…いろんな問題もありました。
でもその中で生き残ってきた通貨や仕組みを見ると、「本当に強いものが残ってきたんだな」と思うことも多いです。
この10年で、仮想通貨はただの投機対象から、“使える資産”や“未来のインフラ”に近づいてきた。
そんな印象を強く持っています。
第3章:アラフィフになってわかった、暗号通貨とのつきあい方
若い頃は「どうせやるなら一発当てたい」「できるだけ増やしたい」と、どこかギャンブル的な気持ちで仮想通貨を見ていた部分もありました。
価格が上がれば嬉しいし、下がれば落ち込む。そんな浮き沈みに一喜一憂してたと思います。
でも、年齢を重ねて、特にアラフィフになってからは暗号通貨に対する見方がずいぶん変わりました。
今は「増やす」よりも「守る」「育てる」という考え方に近いです。
値動きに振り回されるというよりは、
「今のうちに少しでも仕込んでおこう」
「数年後の選択肢を増やしておこう」
という感覚に近いかもしれません。
無理して大きな金額を入れる必要もないし、短期で結果を求める必要もない。
仮想通貨は**“すぐ使うお金”じゃないからこそ、未来への準備としてアリ**だと思えるようになりました。
失敗や損を経験してきたからこそ、
「焦らないこと」「誰かの言葉にすぐ乗らないこと」の大切さも実感しています。
このへんは、若い頃にはなかった落ち着きかもしれませんね。
第4章:これから始める人に伝えたいこと
これから仮想通貨を始めようと思っている人に伝えたいのは、
**「焦らなくていいし、深く理解しなくても大丈夫」**ということです。
最初は誰でもわからないし、私も実際よくわからないままXRPを買ってしまったクチです。
でも、それがきっかけになって、10年以上こうしてつき合い続けることになるなんて、当時は思ってもいませんでした。
今は情報も多くて、逆に「どれが本当かわからない」と感じる人も多いと思います。
だからこそ、自分でちょっとずつ調べて、**「自分で納得できる範囲から始める」**のが一番だと思います。
例えば…
- 1000円分だけ買ってみる
- 取引所に登録して、触ってみる
- 無料でもらえる仮想通貨から試してみる
そんなレベルで十分です。
大事なのは、「やってみること」よりも「続けられること」。
無理せず、身の丈に合ったやり方を見つけることが、長くつき合うコツだと思います。
そしてもうひとつ。
「みんなが儲かってるように見えるときこそ、注意が必要」
これは経験者として強く伝えておきたいです。
第5章:おわりに 〜10年前に買ってよかったと思える理由〜
正直、XRPを買った当時は、こんなに長く仮想通貨と関わり続けることになるなんて思っていませんでした。
「なんか面白そう」「もしかしたら将来すごいことになるかも」――それくらいの感覚でした。
それでも、あのとき一歩を踏み出したおかげで、
- 金融や経済に興味を持つようになった
- 新しいテクノロジーに前向きになれた
- 「自分で判断する力」の大切さに気づけた
いろんな意味で世界が広がったと思っています。
10年前に買って「儲かったからよかった」ではなく、
**「触れてみたからこそ、今の自分がある」**という意味で、私はあの決断をしてよかったと思っています。
仮想通貨はあくまで手段のひとつ。
でもその手段を通して、未来の選択肢が少しでも増えるなら、それはとても価値のあることなんじゃないかと思います。
これを読んでくれたあなたが、
「ちょっとやってみようかな」
「自分にもできるかも」
と思えるきっかけになったら、すごくうれしいです。 まめぞー