XRPを1円で買ったあと、私はしばらくワクワクして待っていました。
「きっと何かが起きる」「近いうちに値上がるかも」――そんな期待を胸に、チャートを見たり、ニュースを追ったりしていました。
でも、待てど暮らせど価格は上がらず。
気づけば気持ちも冷めてしまい、1〜2年ほどXRPのことはすっかり忘れていました。
📈 そして突然、あのバブルがきた
転機が訪れたのは2017年の年末。
突然XRPが30倍に跳ね上がり、画面の数字を見て思わず声が出たのを今でも覚えています。
最初はにわかには信じられませんでした。
でも、何度もログインし直して、何回も金額を見直して、「これ、ほんとに売れるの?」と疑いながら、10万円ほどを換金。
その瞬間、初めて仮想通貨が“お金”に変わった実感がありました。
それまでは「数字上のゲーム」みたいに思っていたものが、実際に銀行口座に振り込まれる現金に変わった。
あの感覚は、今でも鮮明に覚えています。
💸 欲が出た。そして失った
そこから欲が出たのか、少しずついろんな通貨に手を出しました。
「次に来るのはこれだ」「これは将来性があるらしい」――そんな情報に踊らされながら、ICOや草コイン、聞いたこともないようなトークンに小分けで資金を入れていきました。
結果はというと…
全部、無価値になりました。
さらに追い打ちをかけるように、ハッキング被害にも遭いました。
気をつけていたのに、セキュリティ情報が奪われてしまい
気づいたときには保有していた通貨を売られてしまい、本当にショックでした。
「自分は何をやっていたんだろう」
「あのままXRPだけ持ってればよかったのに」
そんな後悔と自己嫌悪にしばらく落ち込んでいたのを覚えています。
🪙 それでも、やめなかった
それでも私は、細く長くコツコツと買い増しを続けていました。
なぜかはっきり言えないけど、「まだ終わってない」という感覚が心のどこかに残っていたからです。
価格が10分の1になったときもありましたが、そこで手放すことはありませんでした。
そして数年後、二度目の高騰が訪れました。
🔁 今は“育てる感覚”でつきあっている
このとき私は、もう確信していました。
「仮想通貨はまだ終わっていない。むしろ、これからだ。」
いろんな失敗を経て、今の私は“短期で稼ぐもの”ではなく、未来の選択肢を増やすための資産のひとつとして、仮想通貨とつきあっています。
今もXRPをはじめ、いくつかの通貨をコツコツと買い増し中です。
誰かのように何千万も稼いだわけではないけど、あの頃の“なんとなくの一歩”が、今の自分につながっているという実感があります。
次回予告
次の記事では、私があれこれ手を出して失敗した「いろんな通貨遍歴」について、正直に書いてみようと思います。